子宮筋腫

 

子宮筋腫
子宮の筋肉にできる良性の腫瘍で
成人女性の4人に1人の割合で見られる疾患です。

中医学的子宮筋腫のとらえ方
子宮筋腫で見られる症状の1つに「しこり」があります。
「しこり」は体の活動源である<エネルギー>、
栄養源である<血>、体を潤す<水>の流れが
長期間停滞することにより形成されていきます。
症状の軽重や進行状態は、生活環境や社会環境、
個々の体質や性格が深く関与します。

中医学的子宮筋腫のタイプ 
●気滞タイプ●
○主な原因
精神的ストレス、イライラしやすく怒りっぽい、
マイナス思考
○月経の特徴
周期:早まったり、遅くなったり
その時の精神状態により変わる
血量:少なく、ぽたぽたと出る程度
色 :紫色っぽく、赤黒い色
質 :レバー状のかたまりが血に混じる
○改善方法
 気の流れをスムーズにし、しこりを散らしていく
「疎肝解鬱」「行気散結」をします。
このタイプは神気精油 理 がおすすめです。

●血瘀タイプ●
○主な原因
月経中あるいは産後、子宮から血が
体外へ排出されず停滞してしまう。
ストレス、冷え、外傷、打撲、
手術によるうっ血、過労
○月経血の特徴
月経周期は遅れがち
色:赤黒い
量:少ない
質:レバー状のかたまりが血に混じる
○改善方法
血の流れを良くし、停滞した血のしこりを
取り除いていく「活血化瘀」をします。
このタイプは膀胱経のかっさと、
神気精油 采がおすすめです。

痰湿タイプ●
「脾」のエネルギーが足りないために、
食べた物が気・血・水に変わらず、
余分な水分が体内に停滞し、
経絡(気の流れるルート)の運行を阻害します。
滞っている状態が長く続きますと
「しこり」が形成されていきます。
○主な原因
冷たい水分・甘いもの・味の濃いもの・
脂っこいもの・ビール・生ものを多く摂取する、
家が湿気を帯びやすい
○月経の特徴
 周期:遅れがち、
血量:少なめ
色 :黒っぽい赤色
質 :レバー状のかたまりが血に混じる、粘っこい
○改善方法
脾の働きを高めることにより痰を
作らないようにする「健脾化痰」、をします。
このタイプは神気精油 軽と采がおすすめです。

もっと詳しく学びたい方は、ホリスティック漢方アロマ協会の講座をお勧めします。

info@kampo-academy.com

関連記事

PAGE TOP