“にきび”は思春期から三十才前後まで、
顔、胸部、背中などに発生する丘疹です。
ただ“にきび”という症状は、
実は身体内部と深い関わりがあります。
例えば女性の場合、月経不順などに伴い
ニキビ発症する方が多くいらっしゃいますが、
その場合は月経不順をスムーズに改善することで、
ニキビの症状が改善されます。
また便秘の方も、便秘を正常にすることで
ニキビの症状が改善されます。
このように、にきびは身体内部の不調が
表面に出て来たものなので、
身体内部をケアしてあげることが重要です。
まず、最も多いにきびの原因として
考えられるのが『熱』です。
体内で発生した余分な「熱」が皮膚に影響を与え、
ニキビができると考えます。
＜肝熱タイプ＞
ストレスの多い状態が長引き、
身体の中で気のエネルギーが渋滞を起こすと、熱が生じます。
そして、熱というのは本来、
上に向かって上がっていく性質がありますので、
このタイプのニキビは、背中、上の方向（顔）、
時に顔の両側にニキビが発生しやすくなります。
また顔の頬というのは、
その為ストレスや感情の波で肝の気の流れがスムーズに行かないと
肌表の新陳代謝が低下して、熱が肌にこもり、
ニキビが生じてしまいます。
このタイプのニキビは散在性の紅色のニキビで、
化膿傾向があり、女性では月経前に多発し、
胸の張りが強くなります。
熱を分散させながら肝の気の流れを調整しましょう。
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＜胃熱タイプ＞
脂っこい食べ物、味の濃いもの、アルコール、
辛いもの、刺激の多いものなどの過食が原因で
胃に熱が貯まってできるにきびです。
このタイプのニキビは、鼻や口の周りによく出来ます。
赤くなり、化膿し易く、
痛みや痒みを伴うこともあります。
上腹部痛や、便秘を伴う場合も多く、
口臭もきつくなり、食べてもすぐお腹がすき、
冷たいものを欲しがる傾向があります。
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＜お血タイプ＞
気と血エネルギーが不足し、推動能力の低下、
或いは他の病気が原因で血流が停滞し、
お血が生じ鬱滞を助長する為、
ニキビが悪化し長期化するのがこのタイプです。
症状はニキビが暗色～紫紅色で、
硬結、色素沈着、暗色の皮膚を伴う。
血流をスムーズにすることで、改善しましょう。
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＜気血不足タイプ＞
胃熱タイプや肝熱タイプが長期的に長引き、
それに伴う体力の消耗、或いは抗生物質や消炎剤を長期、
反復服用による損傷、又は過労、大病などが原因で、
本来体内にある活力エネルギーの気と血が不足して
体内の代謝促進能力が低下し、
ニキビが持続してしまうのがこのタイプです。
症状は淡紅或いは、正常色で丘疹、しこりが散在、
内部で化膿し、圧すると破状します。
元気を補う手当てと、血を滋養し治癒力を高めましょう。
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ニキビの原因は一つではありません。
内臓のバランスを整えることが大事です。
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