今日はパーキンソン病で
よく見られる症状の1つ「震え」のお話
中医学的に、主に「肝」の
機能失調で起こると考えられます。
肝は筋肉をつかさどり、
筋の中を流れる血が
満たされていることにより
円滑な動きができます。
この筋肉の中を流れる
気・血が少ないと、
流れが阻害され、滋養されないことで
「筋肉の震え」があらわれます。
中医学では原因に基づいて、
不足している気や血を補い、
塞がった経脈の流れを改善していきます。
体の中の気血の流れを調えることにより
症状の進行を防ぐことができます。
●肝腎陰虚タイプ●
この2つの臓器の働きが失調することにより、
体を養う「血」、潤す働きの「水」が不足し、
筋肉へ栄養素が行渡らないために
震えなどの症状がみられます。
また身体を冷ます作用も減少するため
体の各部位に、ほてりの症状があらわれます。
○改善方法
体を養う血、潤す働きを高める
「滋養肝腎」の治療をしていきます。
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●脾虚湿困タイプ●
「脾」のエネルギーが足りないために、
食べた物が気・血・水に変わらず、
余分な水分が体内に停滞し、
経絡の運行を阻害します。
よって手足の筋肉が滋養されず、
震えなどを生じるタイプです。
○改善法
脾の働きを高めることにより
余分な水分の停滞を改善する
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