アトピー性皮膚炎

中医学ではアトピー性皮膚炎を
単なるアレルギー疾患とはみなしません。
原因や病程によって様々な病状を呈します。
風、熱、乾燥、湿、瘀血に加え、
生活習慣である飲食失調や、
ストレスを考えます。
アトピー性皮膚炎に関係する
主な臓腑は、脾胃と肺と肝です。

4つのタイプ別に考えます。

☆血虚タイプ
皮膚症状:乾燥が強く、
粉がふいたような状態で、時に激しい痒みもあり、
掻いても組織液は出にくいのが特徴。
乾燥環境において、症状が増悪する。
不足している血を補い、皮膚を潤し、
乾燥のために増した痒みを止める。
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☆血熱タイプ
皮膚症状:皮膚の炎症が強く、
真っ赤になり、全身に広がる。
血痕が多く、痒くて掻くと出血したり、
浸出液が出たりする。
体内にこもった熱を抜き取ることで
症状が改善されやすい。
もともとの原因である
肝の気の流れをスムーズにする。
この場合は原因の多くがストレスであるため、
ストレス解消の努力も必要。
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☆湿熱タイプ
皮膚症状:皮膚症状は重く、
浸出液があるのが特徴。
強いかゆみ、熱感、紅斑、丘疹、
かさぶたがある場合もある。
湿を除き、水液の代謝を正常にするには、
脾胃の働きを正常に戻す。
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☆お血タイプ
皮膚症状:ところどころ赤黒くなり、肥厚する。
乾燥も強い。
血液の流れを改善する「活血化瘀」が必要。
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簡単にタイプ別に説明しましたが、原因は一つではありません。

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