今日は月経前症候群(PMS)のお話し
“PMS”は“Premenstrual Syndrome”
とは、生理が来る3〜10日位前から起こる
気持ちや身体の不調のことをいいます。
PMSの中でも、イライラ、気分の落ち込み、
不安、怒りっぽくなるなどの精神症状が
強い場合、月経前不快気分障害
(Premenstrual Dysphoric Disorder, PMDD)
が疑われます。
2013年に「抑うつ症状群」の一つと
捉えられるようになっています。
中医学で考える月経前症候群(PMS)
中医学では、体の中の基本物質である
“気血津液”のバランスが乱れたり、
自律神経を司る“肝”、水分代謝を司る“脾”、
ホルモン分泌に関係する“腎”という臓腑の
働きがうまくいかなくなると
不調を感じるようになります。
生理周期の変化により子宮内膜が充血して
骨盤内の血流量に変化が生じると、気の異常、
血の異常、津液の異常などを引き起こします。
そのため、PMSは多彩な症状となるのが特徴です。
中医学タイプ別治療法
① 肝鬱気滞(かんうつきたい)タイプ
ストレスなどの精神刺激により、
イライラや憂うつ感など精神症状が起こる。
② 寒凝血瘀(かんぎょうけつお)タイプ
冷えにより血の巡りが滞り、
肩こりや頭痛、腹痛などが起こる。
③ 水湿停滞(すいしつていたい)タイプ
水分代謝が低下して、むくみや
体重増加などが起こる。
④ 気血両虚(きけつりょうきょ)タイプ
栄養不足により疲労感や倦怠感などが起こる。
月経前症候群(PMS)で使う代表的なツボ
血海(けっかい)、三陰交(さんいんこう)、
太衝(たいしょう)、湧泉(ゆうせん)など。
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