夏の氣と人間の関係2

今日は夏の氣と身体の関係の続きです。

身体の変化としては、春の過ごし方が、
夏になって表面化します。

夏の季節は、春の氣がさらに増長されて、
内から外へ、下から上へと氣が激しく動くので、
気を散じて気虚が起こりやすくなります。

発汗や冷飲過多によって陽気が傷つきます。

汗は適度に発汗すると、身体が冷え、
逆に発汗不足となると、体内に熱がこもって
冷たいものが欲しくなり、
暑気が厳しく感じるようになります。

夏の気は発散なので陽気不足となって
下痢を起こしやすく、冷たいものだけでなく
水分を摂り過ぎると消化器機能低下に陥り、
夏バテや食あたりを起こしやすくします。

精神的なイライラや怒りは、
どの季節においても良くないですが、
夏は特に氣の動きが激しいので、
感情の中で最も激しく氣が動く
怒氣には気を付けましょう。

また、クーラーなどの冷えた場所で、
あまり汗をかかないでいると、
陽氣の代謝が悪くなり、
本来排泄されるべき熱までが
体内にため込まれるので、
秋に引き締まる収斂の氣によって
行き場のない邪氣が出口を求めて
様々な症状となって現れます。

従って夏は、適度に涼をとりながら、
体力に合わせて発散することが肝心です。

夏に発汗過多であると、
秋に陽気不足となって風邪を引きやすく、
逆に発汗不足であれば、内熱が盛んとなって
咳や発熱しやすく、アトピー症状の悪化
といった症状が現れやすくなります。

精神的には、のびのびと発散させるのが、
この時期にふさわしい養生法です。

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